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高血圧さよなら?健康成分6倍ソバ 学生が「そば団子おしるこ風」試作

(2016年11月6日午前7時10分)

拡大 「そば団子おしるこ風」(手前)へのアドバイスを西原俊樹課長(左)から聞く大能俊久准教授(中央)と学生=福井市の福井工大 「そば団子おしるこ風」(手前)へのアドバイスを西原俊樹課長(左)から聞く大能俊久准教授(中央)と学生=福井市の福井工大


 ソバの成分で、血圧を下げるなどの効果があるとされる「ガンマ―アミノ酪酸(GABA=ギャバ)」の含有量を増やす研究に取り組み、商品開発を目指す福井工大の大能俊久准教授と環境情報学部の2年生7人が、試作商品の「そば団子おしるこ風」を完成させた。2日には福井市の同大で試食会を開き、食品メーカーの担当者を招待。「おいしい」と味に太鼓判を押された。来年1月の商品化提案を目標に、学生たちは意気込んでいる。

 大能准教授は2年前から、ソバの実を加熱し、酵素の働きで実の中のグルタミン酸をギャバに変化させる手法を研究中。これまでにギャバの含有量を約6倍に増やすことに成功したという。「品質向上など課題は残っているが、研究と並行して市場にも売り込めれば」と、今年9月に授業の一環として学生たちに商品開発を託した。

 「ギャバは水溶性で、普通のそばにしたら、ゆでる際に溶け出してしまう」(大能准教授)のが課題の一つ。克服しようと、学生たちは試行錯誤を繰り返した。スープやそばがきにも挑戦したが、味が悪くなり失敗。そば粉と白玉粉を練った団子をお湯で煮込み、汁に小豆あんを入れたお汁粉仕立ての料理に行き着いた。汁まで飲み干せ、溶け出したギャバも一緒に摂取できるようにした。

 試食会には、そば製造販売の武生製麺(福井県越前市)の品質管理・商品開発を担当している西原俊樹課長(42)を招いた。西原課長は「ソバの風味もしっかりある。自社でも出せるくらい、よい品質」と評価。「もっと小豆の量を増やすといい」などとアドバイスも送った。

 大能准教授は「できれば来年の1月には、県内の食品会社に商品化の提案をしたい」。学生の一人、小山太基さん(20)は「商品化を実現できるようもっと頑張る。いずれは、いろんな人に食べてもらえる商品にしたい」と目を輝かせていた。

 

 

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