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汚染水拡散防ぐフェンス製造開始 前田工繊、福島第1原発用に

(2011年4月6日午前7時42分)

拡大 前田工繊のシルトフェンス。浮きの下にカーテン状の布が垂れており、水の流れを止めることができる(同社提供) 前田工繊のシルトフェンス。浮きの下にカーテン状の布が垂れており、水の流れを止めることができる(同社提供)


 福島第1原発から放射能汚染水が流出している問題で、流出拡散を防ぐために、土木資材・災害復旧資材製造の前田工繊(本社福井県坂井市、前田征利社長)が製造する「シルトフェンス」が使われることになり、5日から製造を開始した。

 シルトフェンスは汚濁防止幕とも呼ばれ、浮きの下に、重りを付けたポリエステル製の布を海中に垂らすカーテンのようなもの。通常は護岸工事などで使用し、砂などが海や川に拡散しないよう設置される。

 東京電力は同原発2号機の取水口前にこのシルトフェンスを設置し汚染水の拡散を防ぐ計画で、大手海洋土木業者が施工を担当する予定。前田工繊によると、フェンスの総延長は約540メートルのうち約半分で同社の製品が使われるという。

 同社製品は、直径30センチの筒状になった浮きの下にカーテンを垂らしたもので、カーテン部分の深さは6メートルと10メートルの2種類。カーテンの大きさが規格外であるため、5日から西宮工場(兵庫県)で製造に取り掛かった。

 同社は「災害復旧に携わる企業として、一日でも早く安全が確保されることが最優先」としており、工場をフル稼働させ、採算度外視で製造に当たっている。完成すれば、今週末と週明けの2回に分けて同原発に搬入する予定。

 ただ、フェンスは土砂用のため「放射能汚染水に対しどれほどの効果があるか分からない。少しでも汚染水が海に流れ出る速度を遅らせることができれば」と話している。

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