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【全国学力テストの特徴的な設問と狙い】
文部科学省が17日に公表した2011年度全国学力テストの特徴的な設問と狙いは次の通り。
■小学校国語
新聞記事と伝記が小学校で初めて登場した。
A問題で児童がスピーチする場面を設定した設問は、内容の取り上げ方として適切な点を選択肢から選ぶ。「話す」「聞く」力を試した。
架空の新聞記事を使った設問は、見出し、リード(前文)、本文の関係を理解し、記事全体の構成を捉える必要がある。
国語辞典の使い方の理解度をみる問題も。「電柱」「鉄道」「鉄筋」「電車」の中から辞典で最初に出てくる言葉を選ぶ問題は、濁音や促音を含め並び順が分かっていることが求められる。
B問題では、冒険家の植村直己さんの伝記を取り上げた。自伝と評伝を読み比べ、書き手の違いや表現の特徴に着目して解釈する力をみた。
≫A8から設問と解答PDF(414KB)
≫B3から設問と解答PDF(2531KB)
■小学校算数
他教科と関連した出題や、算数の知識・技能を実生活に活用する力をみる出題が目立った。
A問題の平行四辺形の面積を求める設問は、計算に不要な辺の数値も図中にあり、必要な情報を取り出す力をみた。
B問題には、宅配便の荷物サイズや送料の求め方を考える設問があった。荷物の「3辺の合計」や「重さ」が示された表の見方を理解し、複数の条件に基づき筋道を立てて判断する必要がある。
音楽科と絡め、目盛りの数を基に二分音符の長さが八分音符の何倍か尋ねる設問も。二分音符と付点二分音符の長さの関係を表す図を選ばせ、理由の説明も求めた。 社会科と関連し、車の国内生産台数と輸出台数の割合を表すグラフを示した設問は、情報を読み取る力や割合の考えを理解しているかを試した。
≫A4から設問と解答PDF(389KB)
≫B2から設問と解答PDF(1029KB)
■中学校国語
A問題では、資料集の索引やスピーチを題材に、情報を取り出す力や言語能力をみた。B問題は資料や長い文章を読ませ、知識の活用力を問う設問が多く、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)と同様の形式の設問もあった。
B問題の、視覚的な図で場所を示す「ピクトグラム」に関する文章を読む設問は、学校図書館を表すピクトグラムを二つ例示し、自分ならどちらを採用するか尋ねた。日常生活でよく目にするものを題材に取り上げた。理由を明確に書き、記述形式が合っていれば、どちらを選んでも正解。PISAを意識したとみられる。
A問題では、ペットボトルのキャップ回収を呼び掛ける生徒会だよりを題材に、文章の直し方を考える設問があり、数学では同じ題材を別の角度から取り上げた。
≫A9から設問と解答PDF(349KB)
≫B1から設問と解答PDF(1693KB)
■中学校数学
数学的な思考力や表現力を問う問題が多く、中3が3年前、小6の時に受けた算数で出たのと類似の問題もあった。
A問題で、底面が平行四辺形の四角柱の体積を計算する設問は、3年前と類似問題。小6の時の平行四辺形の面積を求める問題は正答率85・3%だった。
B問題の野球の投球データを題材にした設問では、資料を読み取る力をみた。球速を横軸、投球数を縦軸にした棒グラフから投球の傾向を的確に捉え、数学的に説明することを求めた。データは、昨夏の高校野球甲子園決勝まで進んだ両投手の実際のものを使用した。
数学的な考え方を日常生活で応用する力をみるため、ペットボトルのキャップが入った回収箱の重さからおよその個数を求める方法を聞く問題があった。
≫A5から設問と解答PDF(410KB)
≫B5から設問と解答PDF(1271KB)
【2011年実施の全国学力テストの問題と解答】
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