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福井のニュース 全国学力テスト分析2010

 文部科学省が30日に公表した2010年度全国学力テストの結果を、小中学校の教科別に分析した内容は次の通り。

 

 【小学校国語】
 
 平均正答率はA問題84%、B問題78%。単純に比較できないが、いずれも昨年より大幅に上がり、特にBは25ポイント以上アップ。AB間の差も昨年から縮小した。
 
 A問題で、漢字の読み書きはおおむね身に付いていた。読みがいずれも正答率95%以上だったのに対し、書きは「久しぶり」80%、「技術」75%と低いものもあった。
 
 二つの文章を一文にまとめる問題の正答率は61%。文と文の関係を理解し、接続助詞を使って一文にすることに課題が見られた。
 
 過去の調査では、一文を二文に分ける問題も正答率が低かった。
 
 資料や長文などを読み解かせたB問題。発表原稿を題材に、話の中心や話し手の意図を理解して適切に質問できるかを見た問題では、正答率は70%だった。
 
 複数の資料を読み比べて、与えられた複数の条件と関連づけて、正しい選択肢とその理由を書く問題。正答率は66%で、すべての条件を踏まえないまま記述した誤答が14%あった。
 
 過去の調査でも同様の問題の正答率は低く、複数の情報の共通点や相違点を整理、検討できておらず、情報に基づいた説明をする力が弱い。
 
 
 
 
 【小学校算数】
 
 平均正答率はA問題の74%に対し、B問題は50%で、24ポイントの差が出た。
 
 立方体を展開図から構成できるかどうかをみるAの設問は初めての出題だったが、相当数の児童ができた。一方、2リットルのジュースを3等分する際、一つ分の量を分数で表す問題の正答率は41%だった。
 
 学校の畑の面積のうちジャガイモ畑の占める割合を尋ねる問いでは正答率58%にとどまった。過去2回の割合に関する問題も50%台で、継続的な課題であることが浮き彫りになった。
 
 Bは記述式を中心に正答率が低い。1枚の板から本立てを作る設定で、平面上の図形を基に長方形の大きさを考え、記述する問題は32%。
 
 長方形の辺の長さは求められても「15センチと20センチの長方形」のように、図形の表現方法で説明不足の誤答もあった。
 
 学校で1年間に起きたけがの状況をまとめた円グラフと表を示し、表の合計の数に合う円グラフを選ばせる問いは正答率が40%だった。
 
 バスの折り畳み式ドアを開け閉めする場合、下に三角形ができることに注目し、閉まる際の三角形3点のうち2点の移動距離を比較する設問は正答率15%と低かった。
 
 
 
 
 【中学校国語】
 
 平均正答率はA問題が76%で、B問題は67%だった。
 
 Aでは、生徒会役員選挙の演説を読む問題で、話し方の特徴として適切な選択肢を選べたのは60%。今回受けた生徒が小6だった時も、スピーチの問題の正答率は当時56%で、中学でも課題が解決していないことが明らかになった。
 
 一つの文を、二つの文に分けて主語を補う問題は正答率が43%にとどまった。小学校国語と同様、文の構成を理解し、伝えたい内容を適切に書くことが不得手だった。
 
 随筆で書かれたカモノハシの特徴を選ぶ問題は正答率が58%で、論理の展開をとらえて内容を理解することが身に付いていない。
 
 漢字の読みや部首に関する設問などは好成績だった。
 
 Bでは、生徒が調べたことをまとめた「ノート」と、説明用の「資料」を使った設問が登場。ノートなどから必要な情報を集め、資料の空欄を補う問題は多くの生徒が解けた。
 
 「吾輩は猫である」を読む設問では、文脈中の語句の意味を正確に理解できるかをみる問題も正答率は高かったが、比喩(ひゆ)的な表現内容が分かるかどうかを試す問題は38%にとどまり、無解答も18%に上った。
 
 
 
 
 【中学校数学】
 
 平均正答率はA問題66%、B問題45%。単純比較はできないが、昨年よりAB間の差が大きく広がった。
 
 Aで円柱の体積を求めさせた出題の正答率は43%。底面積を算出する際、直径×円周率、または半径×円周率の式を使った誤答が12%あった。
 
 今回テストを受けた生徒が小6だった時のテストでも、円の面積を求める問題が出ている。この時も同様の誤答が9%あり、円の面積と円周の長さなどを混同する課題が依然として残った。
 
 グラフを見てxの値に比例するyの値を求める出題は正答率48%に対し、無解答が19%あり、変域の意味を理解できない生徒もいるようだ。
 
 Bでは、身体活動の強度×実施時間=身体活動量、という式とさまざまな運動の強度を示した表を見て、卓球の半分の時間で同じ活動量となる運動を選び、その理由を述べさせる問題が出た。
 
 比例、反比例の関係を見いだし、言葉や式で説明する力が必要だが、正答率は30%。正しい運動は選べても説明が不十分なケースが目立った。
 
 平行四辺形の性質を使った道具箱の動きを見て、平行四辺形となる根拠を説明させる出題の正答率はわずか10%。無解答率は43%で、やはり数学的な表現を使って説明する力に課題があった。
 
 
 
※…注釈
 

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