「小浜」よりも「OBAMA」と表記したほうが、最近ではおなじみかもしれない。発音が同じということで米大統領選挙に立候補したバラク・オバマ氏を応援しようと2008年2月に市民グループ(現・オバマを勝手に応援する会)が発足。オバマ氏生誕の地、ハワイにちなんでチアガールならぬフラガールがエールを送ったり、OBAMAまんじゅうを商店街で販売するなど企画を次々打ち出し、直後から国内外の多くのメディアに取り上げられ、一躍知られるようになった小浜市が大会の舞台だ。
また小浜は、2007年10月から2008年3月まで放送されたNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の舞台にもなった。平凡な女の子が高校卒業後、大阪で上方落語家を目指して奮闘する姿が描かれた。ドラマにちなんで、商店街では上方落語の寄席が定期的に開かれている。貫地谷しほりが演じた主人公・和田喜代美(わだきよみ)・後の徒然亭若狭(つれづれていわかさ)の父や祖父は塗箸職人。塗箸は現在でも市の伝統産業として息づいており、参加賞としてランナーに贈られている。さらに昨年は、NHKの大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」が放送され地元は盛り上がった。
前回(2011年)は小浜市制60周年記念の大会として行われ、全国各地から過去最多の3375人がエントリー。滋賀や京阪神からの参加者が1500人を超えた。日本陸連公認コースを走るハーフでも標高差約20メートルというフラットで走りやすいのが特長で、市中央グラウンド前をスタート、若狭高校前にゴールする。JR小浜駅前や、「ちりとてちん」のロケが行われた商店街近く、小浜湾を望む海岸線、菜の花が咲く北川堤防沿いなどを通り、走りながら小浜の街並みや風光明美な春の風景を楽しめる。
一方、小浜の歴史をひも解けば、奈良時代に若狭からは塩や海産物を平城京に納めていたことが、平城宮跡などで出土した多数の木簡(荷札)や後世の文献から証明されている。豊富な海の幸に恵まれた若狭・小浜は、志摩・伊勢(三重県)や淡路(兵庫県)とともに御食国(みけつくに)として都の「食」を支える重要な役目を果たしていた。近年の仏像ブームの折りから、「仏像ガール」からも熱い注目を集めている。市内には本堂、三重塔とも国宝となっている明通寺(門前)はじめ、ガール垂ぜんの仏像を有する寺社が点在している。マラソンを楽しむとともに、歴史や食文化もたんのうしてほしい。
大会当日は、鯛、焼きさば、鯖缶、若狭塗箸など豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会があるほか、会場周辺に特設テントが設けられ、特産品を即売。手軽に若狭の魅力に触れることができる。
大会事務局は「マラソンを走っていただいた後は、おいしい食事を堪能し、豊かな文化に触れあうことができます。ぜひ小浜へお越しください」と多くのランナーの参加を呼び掛けている。また、「小浜市民や周辺住民の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力お願いいたします」と話している。
【表彰】
19部門 1~6位 賞状
1~10位 盾
【参加賞】
(1)小浜市特産若狭塗箸
(2)記念Tシャツ
【救護態勢】
本部に医師1名と赤十字奉仕団若干名
5km、10km、ハーフマラソン折り返し付近に、それぞれ看護師(保健師)1名と移動救護車を配置
救急救命士等によるボランテイア若干名が自転車で巡回
※救護本部(AED2台)、ゴール(AED2台)、移動救護車(AED各1台)
【サポート】
給水:10kmとハーフの折り返し付近に設置
トイレ:スタート地点/ハーフマラソン折り返し付近
完走者にスポーツドリンクを1本配布
【距離表示】
1km毎に設置
【高低差】
フラットで走りやすいコース(ハーフでも標高差約20メートル)
【アピールポイント】
初心者から記録を狙うランナーまで多くのランナーが参加できる大会。10km以上のコースでは主に走る区間が堤防上となり、気候が順調ならば、菜の花が咲き誇る。
【トイレ】
市民体育館のトイレ、本部仮設トイレ10基(予定)
ハーフ折り返し地点2基(予定)
【駐車場】
★スタート地点周辺に5カ所無料臨時駐車場
○市民体育館横
○若狭高校横(スタート付近)
○若狭高校横(ゴール付近)
○市文化会館周辺2カ所
★さらに5カ所有料市営駐車場(1時間100円程度)
○市役所横
○文化会館近く
○モスバーガー前
○JR小浜駅


