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April.2017

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大宮エリーさん、福井で大作披露 平成29年04月20日

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「絵の中の森が話しかけてくるような展覧会にしたい」と語る大宮エリーさん

 作家、脚本家、映画監督、CMディレクターなど、さまざまなフィールドで活躍するクリエーター大宮エリーさん。近年注目されているのが、画家としての才能だ。自然の中で圧倒的なシーンに出合ったとき、心に差した光を転写するように描いたアクリル画は、技術や理屈を超えたエネルギーに満ちている。大作を中心に5年間の集大成を並べる北陸初の個展「This is forest speaking〜もしもし、こちら森です」(福井新聞社共催)が22日、あわら市の金津創作の森で開幕する。

 絵の制作を本格的に始めたのは2012年。パーティーでのライブペインティングを頼まれたことがきっかけだった。「描いたことないから無理だって言ったんですけど、たまたまやる羽目になって…」。求められるままに描いた絵が、奈良美智さん、村上隆さんを世に出したギャラリスト(画廊を持つ美術商)小山登美夫さんらに高く評価され、気付けばアーティストとして歩みを進めていた。

 絵筆を執るときはいつも、心の中にくっきりとイメージが見えている。「青とさんごの海」(2013年)は、日本有数のパワースポット、沖縄・久高島で神事に参加した後、高熱に浮かされながら、突き動かされるように手掛けた。横幅13メートルを超える真っ青な画面いっぱいに、白い線でサンゴが描かれる。「海の中でたゆたうような気持ちになってくれたら」との願いを超越し、絵を前に眠りこける観客が続出したという逸話も。「文章はテクニックで何とか書けるけど、絵はインスピレーションが全て。自分が感じたものを、絵を見た人にも同じように感じてもらえたらうれしい」と語る。

 展覧会はアクリル画の大作を中心に、ドローイング、初公開となる陶作品、ドキュメント映像など計58点を一堂に並べる。注目は、創作の森のエントランスなど野外空間に展示する大画面のペインティングなど3点。大宮さんが17日からあわら入りし、会場を囲む森にインスピレーションを得て描き上げた。

 23日午後1時半からは、ヒップホップユニット「TOKYO No.1 SOUL SET」の川辺ヒロシさんのDJで、ライブペインティングを行う。音楽や観衆と共鳴し、シャーマンのように描き上げるパフォーマンスは大宮さんの真骨頂。金津創作の森の中嶋一裕主査は「絵からあふれ出すエネルギーを体感してほしい。絵とは何か、表現とは何かをいま一度考えるきっかけになるはず」と話している。

 同展は6月11日まで(月曜休館)。22日午前10時半からはギャラリートーク、22、23日はイベント後にサイン会もある。一般800円、大学生500円、65歳以上、障害者400円、高校生以下無料。問い合わせは創作の森=電話0776(73)7800。

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