FGT代替策などの実現に向け、ガンバロー三唱で気勢を上げる県選出国会議員ら=9月15日、福井県敦賀市プラザ萬象

 福井県北陸新幹線建設促進同盟会の本年度総会が9月15日、敦賀市プラザ萬象で開かれた。国土交通省がフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)導入を断念したことを受け、2023年春の敦賀開業に向け、代替となる利便性確保策の実現を政府・与党に求めていくことなどを決議した。

 決議は、敦賀―新大阪間で▽駅・ルートの詳細調査を速やかに進め、早期に環境影響評価(アセスメント)に着手する▽敦賀開業から切れ目なく着工し、31年春の北海道新幹線札幌開業よりも早い開業実現―を政府・与党に要望することも盛り込んだ。

 総会には会長の西川一誠知事や沿線市町の首長、県選出国会議員ら約170人が参加。西川知事はあいさつで、FGT断念で敦賀駅で新幹線と特急の乗り換えが生じるため「敦賀発着の全ての新幹線と乗り継げる特急の便数確保などを含め、利便性確保策について成果を出さなくてはならない」と意気込んだ。

 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の高木毅衆院議員(自民、福井2区選出)も「特急を存続させたり、乗り換えを調整したりと、形はどうであれ利便性が損なわれないようにしたい」と誓った。

 さらに敦賀以西の財源確保で、高木氏は「自民党総裁選が終わったら、党政務調査会の中に本格的に財源を議論する組織をつくらせてもらう。敦賀開業後、間を置かずに着工できるよう議論したい」と強調。PTの他の自民国会議員も「速やかに大阪までつなげる」(稲田朋美衆院議員)、「JR以外の民間からの財源拠出なども進めたい」(滝波宏文参院議員)と述べた。

 関西広域連合長を務める井戸敏三・兵庫県知事も来賓として初参加。「大阪までの早期開業を実現していきたい」とあいさつし、関西一丸で取り組む姿勢を示した。最後にガンバロー三唱し、気勢を上げた。

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