【10年前のきょう・2008年9月15日】全国の風穴を調べている駒沢大の自然地理学研究グループが十五日、大野市の荒島岳(一、五二三メートル)中腹にある「荒島風穴」の温度や周辺環境を調査した。蚕の卵(蚕種)の冷蔵庫として利用するために作られた周囲の石積みが、全国的に見て規模が大きいことが分かった。

 風穴とは、山腹などにある、風が通る奥深い穴。空気が岩石のすき間や洞穴など、ある程度間隔のある二カ所以上の穴を出入りする。夏場でも一〇度以下の冷たい風が出る「冷風穴」は、古来、石や屋根などで囲って蚕種保管用の冷蔵庫にした。

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