清らかな歌声を披露した芹洋子さん=9月8日、福井県福井市のフェニックス・プラザ

 福井新聞・女性の集い「ささら」の本年度第3回サロンは9月8日、福井県福井市のフェニックス・プラザで開かれた。歌手の芹洋子さんが透き通る歌声で童謡や唱歌を披露し、会員約1300人を楽しませた。

 1972年にデビューした芹さんは、ミリオンセラーとなった「四季の歌」をはじめ、「赤い花白い花」「坊がつる讃歌」などのヒット曲で知られ、聞く人の心に響く美しい歌声に定評がある。80年代には日中文化交流音楽大使としても活躍した。

 この日のライブでは「四季の歌」にちなんで、春夏秋冬を童謡や唱歌でつづった。客席の間を歩きながら「おぼろ月夜」「夏の思い出」「赤とんぼ」「かあさんの歌」を次々と歌い上げると、観客も手拍子をしながら合唱。芹さんは「日本の大切な叙情歌を、これからも歌い継いでいきたい」と力を込めた。

 トークでは、91年にバイクにはねられ、記憶喪失になったエピソードを紹介。懸命なリハビリで臨んだ復帰コンサートで「四季の歌」を歌っている際、「秋」の歌詞が出てこなかったが、約1500人の観客が大合唱してくれたという。芹さんは「周りの人のヘルプで生きてこられた。人生何が起きるか分からないが、支え合う心が大切ではないでしょうか」と語り掛けた。

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