もうもうと煙を上げながら燃える工場=9月7日午前2時50分ごろ、福井県敦賀市呉羽町の東洋紡敦賀事業所第二

 9月6日午後1時20分ごろ発生した福井県敦賀市呉羽町の東洋紡(本社大阪市)工場の火災は、約28時間たった7日午後5時半ごろ、鎮火した。

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 9月6日午後1時20分ごろ、福井県敦賀市呉羽町の東洋紡(本社大阪市)敦賀事業所第二の敦賀機能材工場1階付近から出火。建物や内部の機器、ナイロンなどが焼けているとみられ、6日午後11時現在、隣接する工場にも延焼している。周辺の市街地は一時、煙に覆われたが、同社は「火災で発生したガスに危険性はないとみている」としている。事業所内にいた従業員ら約270人は避難し、けがはなかった。

 同社によると、火災が起きた工場は鉄筋コンクリート5階建て、延べ床面積約4800平方メートル。車用エアバッグに使われるナイロン糸を製造している。

 出火当時、現場では従業員7、8人が作業していたとみられる。工場が4日の台風21号の影響で停電したため5日は製造を休止、6日は再開に向けて機械の試運転を行っていた。

 敦賀美方消防組合によると、ポンプ車などの車両延べ20台、隊員約70人が出動した。火災発生後に同事業所は操業を停止、工場排水の水質に影響はないことが確認された。県は周辺で大気環境測定を行った。

 同社は6日夜に会見を開き、吉川徹・敦賀事業所長(57)が「近隣住民や関係者にご迷惑、ご心配をおかけしおわび申し上げる」と陳謝した。

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