「泊発電所外部電源ソウシツ」と書かれた北海道庁危機対策課のホワイトボード=9月6日午前4時

 9月6日午前に北海道で発生した地震で、震度2を観測した泊村にある北海道電力泊原発は、外部電源が喪失した。同原発は現在停止中で、1~3号機の原子炉に核燃料は入っていないが、発電ができないため、非常用発電機を起動して、使用済み燃料を貯蔵中のプールの冷却を続けた。原子力規制庁によると、原発敷地内や周辺の放射線量に異常はないという。

 規制庁によると、外部電源が使えなくなったのは北海道各地で発生した停電が影響したとみられる。地震発生後、規制庁には職員が集まり、情報収集を強化した。

 泊原発は3号機が2012年5月に停止して以降、全基が稼働していない。規制庁の担当者は「仮に使用済み燃料プールの冷却が止まった場合でも、直ちに危険な状態にはならない。もし外部電源の復旧が遅れれば警戒レベルを上げる」と話した。

 原子力規制庁によると、北海道電力泊原発のプール内に入っている使用済み核燃料は計1527体という。冷却は継続されている。北海道電力の泊原発で使用済み核燃料プールの冷却のために起動した非常用発電機については、7日間の冷却を続けられる燃料を確保しているという。

 規制庁によると、東北電力の東通原発(青森県)や女川原発(宮城県)、廃炉作業が進められている東京電力の福島第1原発、福島第2原発、日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)に異常は確認されていない。

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