9月6日午前3時8分ごろ発生した、北海道胆振地方中東部を震源地とする地震の各地の震度

停電で信号が消えた札幌市中心部のすすきの交差点で、交通整理に当たる警察官=9月6日午前3時48分

 9月6日午前3時8分ごろ北海道で、震度6強の地震があった。気象庁によると、震源地は胆振地方中東部で、震源の深さは37キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・7と推定される。津波被害の心配はないという。その後も震度1~4の地震が断続的に続いた。

 北海道庁や消防によると、厚真町や安平町では山の斜面が崩れ、複数の民家が巻き込まれ、住民が生き埋めになっているもようだ。苫小牧市では男性(82)が自宅階段を転げ落ち、心肺停止になった。道内すべての火力発電所が停止し、全域で295万戸が停電した。室蘭市の石油コンビナート施設では火災が起きた。

 政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置。安倍晋三首相は「人命第一で災害応急対応に当たっていく」と記者団に語った。

 北海道泊村にある北海道電力泊原発は外部電源が喪失。1~3号機の原子炉に核燃料はなく、非常用電源により、使用済み核燃料プールの冷却は継続した。北海道電力は異常は確認されていないとしている。青森県東通村の東通原発にも問題はないという。

 全日空は、羽田発札幌行きの初便の欠航を決めた。日航も、札幌に向かう便の出発見通しが立っていないという。函館市の函館空港は、現時点で大きな被害は出ていない。

 気象庁によると、北海道で震度6強を記録するのは震度階級が改定された1996年以降初めて。

 北海道で発生した地震での各地の震度は次の通り。

 ▽震度6強=安平早来北進、安平追分柏が丘(北海道)

 ▽震度6弱=新千歳空港(北海道)

 ▽震度5強=札幌北区、苫小牧旭、江別緑、三笠、千歳、千歳若草、支笏湖温泉、恵庭市役所、長沼、新ひだか(北海道)

 ▽震度5弱=函館新浜、室蘭寿、岩見沢栗沢、苫小牧、江別、登別桜木、恵庭、伊達大滝、北広島、石狩、石狩聚富、石狩花畔、新篠津、南幌、由仁、栗山、白老、白老緑丘(北海道)

 ▽震度4=札幌、函館、小樽、旭川、帯広、夕張、岩見沢、美唄、芦別、滝川、砂川、伊達、七飯、長万部、喜茂別、倶知安北四条、月形、秩父別、北竜町役場、沼田、中富良野、南富良野町役場、占冠(北海道)大間、東通(青森)

 ▽震度3=室蘭、江差、岩内、広尾(北海道)青森、八戸、五所川原、六ケ所、風間浦(青森)久慈(岩手)石巻大街道南(宮城)など

 ▽震度2=釧路(北海道)弘前(青森)盛岡(岩手)気仙沼(宮城)能代(秋田)酒田(山形)双葉(福島)など▽震度1=網走(北海道)七戸北天間館(青森)釜石(岩手)仙台(宮城)秋田(秋田)新庄(山形)福島(福島)土浦(茨城)春日部(埼玉)村上岩船(新潟)など

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