小浜湾の海岸近くに現れたイルカの群れ=9月5日午前、福井県小浜市西勢から撮影

 台風一過となった9月5日、福井県小浜市西勢の小浜湾の海岸近くに10頭前後のイルカの群れが現れ、付近住民の話題になった。

 イルカの群れは、海岸から数百メートル付近をぐるぐると回遊。海岸から肉眼で見える距離にも近づいてきて、黒い背びれや尾びれを海面に現したり潜ったりする動きを繰り返した。

 近所の人によると今年は7、8月にも同じようなイルカの群れが目撃されていた。この日初めて見たという70代の女性は「強烈な台風が過ぎ、うねりが少ないから、泳ぎやすいのかな」と目を細めていた。

 越前松島水族館(福井県坂井市)の鈴木隆史館長は「写真を見る限り、小魚をえさにして回遊しているバンドウイルカの群れだろう」と指摘。「台風による大きな波や濁りを避けながら小浜湾に来たのではないか。弱っている様子はないようだが、野生なので驚かせないで見守ってほしい」と話している。

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