福井県内9市町で発生した「総合行政情報システム」の障害で、あわら市は9月4日、トラブルの契機となったソフトウエアの更新が事前の通知なく行われたことについて「契約に盛り込まれた1カ月前までの提示義務を怠っており福井坂井地区広域市町村圏事務組合に対する契約違反に当たる」との認識を示した。障害に伴う同市の実被害額が50万円を超える程度であることも明らかにした。

 同日開かれた市議会一般質問で、理事者が答弁した。

 市によると、契約では管理会社がシステムの更新を行う際は、1カ月前までに福井坂井地区広域市町村圏事務組合に提示することとなっているが、今回はなかった。また、システム停止中、復旧作業の進ちょくなどの報告が遅れ、窓口担当部署で方針の決定ができないなど、業務対応に支障が出たとした。

 損害額はシステム障害に従事した職員の超過勤務手当や電気料、後日発送した証明書の郵送代など。証明書の発行が受けられなかったことによる不利益などの市民からの損害賠償請求はなかったという。

 現在、同組合に入っている坂井市、永平寺町と被害額の算定を進めている。同組合は、管理会社に損額賠償を求める方針。

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