福井県内のショッピングセンターなどでは、閉店時間を早める動きが相次いだ=9月4日、福井県福井市のエルパ

 交通機関が乱れた関西の拠点を朝から休業とする企業も相次いだ。

 県は4日午前、各商工団体や業界団体を通じ、従業員に早めの帰宅を促すなど安全に十分配慮するよう通知した。

 県トラック協会は、危険を避けるため会員事業所482社に対し、3日の段階で「気象情報を十分に把握し、無理な走行はしないように」と通知した。協会によると各社は4日、午前中に近場の集荷と配達を急ぎ、風雨がひどくなった午後は状況に応じて集配見合わせなどの対応を取った。「理解を示してくれている荷主が多い」という。女性を中心に従業員の早期帰宅も促した。

 県外に向かう長距離の路線は夜間に出発する便が多く、各社は4日夕の時点で、台風が収まるのを待って対応する方針とした。

 県内のショッピングセンター(SC)や百貨店も閉店時間を早めた。エルパ(福井市)は午後2時に閉店した。4日の客足について担当者は「通常時に比べて少ない印象」と話した。

 西武福井店(福井市)も午後2時で閉店。担当者は公共交通機関が午後から運休になったことを挙げ「お客さんや従業員らの交通手段を確保するため、閉店時間を早めることにした」と説明した。パリオシティ(同)、ベル(同)なども閉店時間を早めた。

 PLANT(坂井市)は一部店舗の営業を取りやめたり、閉店時間を早めたりした。

 一方、ドラッグストア「ゲンキー」を展開するGenky DrugStores(坂井市)は「従業員の安全確保が前提だが、できる限り営業したい」とし、4日夕の時点で、各店舗の閉店時間を早めるかは柔軟に判断するとした。
 

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