関西奨励会に合格した問悠亜君=福井県永平寺町の自宅

 4月の小学生将棋名人戦で小学4年生で初優勝、日本一となった間悠亜(とい・ゆうや)君(福井県永平寺町松岡小)が9月3日までに、プロ棋士の登竜門である奨励会の入会試験に合格した。籍を置くことになる関西奨励会の現会員で最年少。間君は取材に対し「合格の予想はしていたけれど、入会が決まりほっとした。高校生までにはプロ棋士になりたい」と意欲を見せている。

 入会試験は大阪の関西将棋会館で8月17日に行われた。間君は名人戦優勝を受け1次試験が免除され、2次試験から受験。奨励会員3人との勝ち抜け戦に臨み、1人目の対局で勝利した。その後の作文、面接試験などを経て合格の通知があった。

 入会時は6級で、22日から奨励会の会員同士の対局に臨み、福井県初のプロ棋士を目指す。間君は「いろいろな戦法を勉強してオールラウンドな戦い方ができるようになりたい」と話している。

 間君が初めて本格的に将棋の指導を受けた石内奈々絵さん(34)=福井市=は「プロへの第一歩として奨励会入会はチャンスだが、入ってからが大変。強い子ばかりだが、くじけず上を目指す強さが必要」とエールを送った。

 父の益位さん(48)は「どこまで実力が通用するかは未知数。勝ち負けに流されず平常心、マイペースで長期戦に備えないと厳しい」と気を引き締めていた。

 現在、関西奨励会には福井県から戸川悠二郎さん(2級、敦賀気比高付属中2年)が在籍している。

 史上最年少の14歳2カ月でプロ入りした藤井聡太七段(16)は、小学4年で奨励会に入会し、4年で卒業している。

 小学生名人戦は多くのプロ棋士を輩出し、過去の優勝者には羽生善治竜王、渡辺明棋王などがいる。日本将棋連盟によると小学4年生の優勝は過去4回あり最年少タイ記録。間君は大会に出場した全国3831人の頂点に立った。

関連記事