アジア大会ホッケーで、日本男子史上初の金メダルに輝き喜ぶ三谷元騎選手(左)と渡辺晃大選手=9月1日夜、ジャカルタ

 大学卒業後は故郷に戻り、福井クラブでプレー。日本代表にもほぼ毎年選ばれ、10年近くたった。高校時代の恩師であり、同クラブの監督兼選手である為国壮さん(39)は「高いパフォーマンスを維持していることが素晴らしい。間違いなく日本を代表する一人」と賛辞を惜しまない。

 多くの仲間が代表を退き、今では年長組になった。それでも意欲は若手に負けない。2年前には慣れ親しんだFWから守備的MFに変更し「成長が一番の原動力。まだまだ勉強中だが、楽しみながらやっている」。今大会も中盤の要として日本をけん引。守備に攻撃にとコートを走り、初優勝に大きく貢献した。

 2年後の東京五輪への思いはあるが「今が大事。先のことは考えていない」と言い切る。現役をいつ退くか、引退後はどうするか―。その青写真は描いていない。だが、これだけははっきりしている。「素晴らしい福井の環境で成長させてもらったので、どこかで還元したい。何かしらの形で経験を伝えていければ」

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