第141回北信越地区高校野球福井県大会第6日準々決勝、敦賀気比を破り喜ぶ金津の先発石丸結大=9月2日、福井県営球場

 来春のセンバツにつながる第141回北信越地区高校野球福井県大会第6日は9月2日、福井市の県営球場で準々決勝が行われ、昨秋優勝の金津が今夏の甲子園に出場したシード校の敦賀気比を2―1で破り2年連続の秋4強入りを果たした。

 初優勝した昨秋を思わせる逆転勝ちだ。金津は七回に同点とし、八回は敦賀気比のエース左腕木下元秀の代わりばなをとらえて決勝点をもぎ取った。左投手対策を取ってきたという齋藤滋監督は「準備したことができた。勉強したことが試験問題に出たような感じ」と喜びを表現した。

 大会前に右肩痛を抱えていたエース石丸結大が低めを突く投球で接戦に持ち込み、1―1で迎えた八回の攻撃。夏の甲子園で投げた木下が今大会初登板した。「出てきたぞ」。金津ベンチはエース登場に燃えた。打撃マシンの球速を140キロに設定し、角度もつけて左投手特有の食い込む球を打つなど対策は十分だった。

 直球を中心に狙いを定め、無死から福田悠太、石丸、南恒希が3連打した。いずれも中堅から右方向。続く夛田新太郎も意識は同じだった。「直球を右方向に打つ」。外角球に詰まりながらも右邪飛を打ち上げ、これが決勝犠飛となった。

 石丸、夛田ら昨秋の初優勝メンバーが残り、経験値は高い。1年生大会決勝で敗れた敦賀気比に雪辱し、「すごい集中力だった。昨秋のような雰囲気で神懸かっている」と齋藤監督。「一戦必勝」(石丸)を貫く秋の金津が勢いに乗ってきた。 

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