底引き網漁が解禁となり、次々と水揚げされるノドグロなどの鮮魚=9月2日午前7時40分、福井県越前町大樟の越前漁港

 日本海の底引き網漁が解禁され、福井県内では越前町と坂井市の漁協に所属する漁船が9月2日、操業を終えて帰港し、新鮮な魚介を水揚げした。漁港内で競りがあり、秋漁シーズンの幕開けを待っていた仲買人らで活気づいた。

 越前町の越前漁港では、同町漁協所属の底引き網漁船37隻が31日夜から順次出航した。1日午前0時の解禁後、沖合で網を投入。「磯引き」と呼ばれる水深約200メートル以下の比較的浅い海域での操業ではノドグロやアンコウ、ササガレイなどが網に入った。同350メートル以上での「沖引き」では主にアカガレイや甘エビが捕れたという。

 各漁船は2日朝からトロ箱いっぱいに入った魚を次々と水揚げ。漁港内の荷さばき所に納め終えた「威徳丸」船長の佐々徹さん(57)は「雨の影響もなく、波は穏やかで操業しやすかった。例年に比べると初日の漁獲は低めだったが、これからたくさん水揚げしたい」と話していた。同所では午前9時から競りが始まり、競り人らの威勢のいい声が響いた。同漁協によると、魚は主に福井市や金沢市の市場に送られた。

 坂井市では三国港機船底曳網漁協所属の10隻が1日正午に出港。2日午後4時ごろから甘エビなどを積んで次々と帰港し、夜は競りも行われた。

 漁期は越前町漁協が来年5月末まで、三国港機船底曳網漁協が6月末まで。

 
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