国道8号福井バイパスの全線開通を記念し、テープカットを行う関係者ら=9月1日、福井県あわら市北

 国道8号福井バイパスの福井県あわら市笹岡―坂井市丸岡町玄女間(5・4キロ)が9月1日、暫定2車線で開通した。同バイパスは1966年度の事業開始から半世紀を経て、ようやく全線開通を迎えた。福井しあわせ元気国体・大会(全国障害者スポーツ大会)の開幕を間近に控え、開通区間周辺にある競技会場へのアクセスが向上する。

 同バイパスはあわら市笹岡―越前市塚原町の全長42・2キロで総事業費は940億円。68年の1巡目福井国体の関連事業として始まり、あわら市笹岡―坂井市丸岡町玄女間は2008年度から本格工事が進められていた。

 今年2月の記録的な大雪の際、今回の開通区間を含む福井、石川両県の国道8号で車両約1500台が立ち往生した。開通区間には立ち往生車両の待避スペースを設けた。県の求める早期4車線化について国土交通省福井河川国道事務所は「開通後の状況を見て判断したい」としている。

 あわら市坪江公民館で行われた開通式には西川一誠知事ら関係者約300人が出席した。西川知事は「国道8号は福井の発展を支える主要道。待避スペースができたことであらゆる災害への対応も可能となった。早期4車線化に向けても動いていきたい」とあいさつした。式典に先立ち、地元園児らによる太鼓演奏や県の無形民俗文化財「日向神楽」の披露もあった。

 式典後は同バイパスに移動し、西川知事らがテープカット。出席者全員で開通を祝い、通り初めを行った。開通を記念したウオーキングイベントもあり、市民ら約300人が完成したばかりの道路を歩いた。午後4時に供用を開始した。

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