第141回北信越地区高校野球福井県大会 北陸―丹生 10三振を奪い1安打完封した丹生の先発玉村昇悟=福井県営球場

 【北信越地区高校野球福井県大会2回戦 丹生3ー0北陸】

 大会屈指と言われる左腕の力は本物だった。丹生のエース玉村昇悟が強打の北陸を1安打に抑え、2試合連続完封。1回戦の13三振に続き、10三振を奪い「シンプルに攻めた。きつい場面はなかった」と涼しげな表情で振り返った。

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 狙ったのは「右打者のインコース、左打者ならアウトコース」。140キロ前後の直球が走り、スライダーが切れ、北陸の打者は何度もバットが空を切った。「スライダーが直球と同じ軌道から落ちていた」と捕手の倉谷勇人。マークした北陸の1番を無安打に封じ、中軸からは計6三振を全て空振りで奪った。

 許した走者は四回の安打と八回の四球だけ。二塁すら踏ませなかった。主将の快投はチームに「1点先に取ればいける」(春木竜一監督)と勇気を与えた。七回に均衡を破り、終盤に3得点。玉村には十分すぎる援護だった。

 春木監督は「素晴らしい投球。丁寧に低めを突いて余力もあった」とたたえた。準々決勝の相手は福井工大福井。今春コールド負けするなど丹生にとっては天敵だが、頼りになる左腕は「次もきょうのような投球をするだけ。走者を背負っても抑えたい」と自信をのぞかせた。

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