高浜原発3、4号機=福井県高浜町

 関西電力は8月31日、福井県高浜町にある定期検査中の高浜原発4号機(加圧水型軽水炉、出力87万キロワット)の原子炉を起動させる。9月3日に発電・送電を開始し、28日に原子力規制委員会の最終試験を受けて営業運転を再開する見込み。

 関電から30日、県に入った連絡によると、今回の定検では、燃料集合体157体のうち、新しいプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を含む85体を取り換えた。2次系配管1523カ所を超音波で肉厚測定を実施したが、問題はなかった。過去の点検で減肉傾向が確認されるなどした104カ所を、耐食性に優れたステンレス鋼配管などに交換した。

 8月20日には原子炉容器上ぶたと原子炉内の温度を測る温度計の入った管の接続部から、放射性物質を含んだ蒸気がわずかに漏れるトラブルが発生。接続部の漏れ止め部品を新品に交換した。このトラブルで、原子炉起動は当初の予定より9日遅れとなった。

 高浜4号機は2017年5月に再稼働し、MOX燃料を使ったプルサーマル発電を行った。今年5月から新規制基準に適合した県内原発としては初めて、定検に入っていた。次回定検は19年夏ごろの予定。

 県内では現在、大飯3、4号機が営業運転中、高浜3号機は定検を行っている。

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