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 42歳のヒロインが末期の癌に侵された高校時代の親友と再会したことをきっかけに、当時の仲間たちを探し、青春時代の輝きを取り戻していく様子を描いて大ヒットした韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、『モテキ』の大根仁監督がリメイクした作品。実はわたし、韓国のオリジナル版が大好きだったので、日本でリメイクされると聞いたときは「余計なことを!」とプリプリ怒っていた一人でした。でも実際に観たら、自分自身が高校生だった頃そのままに描いた本作の懐かしさに大泣き! すっかり虜になってしまったのです。

 韓国版は、1980年代と現代を交錯させて描いていて、80年代後半のヒットナンバーがたくさん登場しましたが、今回の日本版の舞台となるのは90年代後半の日本。オープニングシーンで描かれるのは、安室奈美恵が引退するという朝のニュースに手を止めるヒロイン。その後、流れてくる当時のヒット曲に乗せて、当時の女子高生たちが鮮やかに蘇ってくるシーンは、まるでスクリーンに自分の友人を見つけたような懐かしさでいっぱいになりました。

 現代のヒロインと仲間を演じているのは篠原涼子、板谷由夏、ともさかりえ、小池栄子、渡辺直美。全員がいい具合に「おばちゃん」ぽさをうまく出している一方、高校時代を演じている広瀬すずらの対照的なピチピチぶりも、最近よく感じてしまう「歳をとったなあ」という切なさをなぞられて、より泣けてしまいました。あの頃の仲間たちをスクリーンに観た気がして、映画を鑑賞した後は高校時代の友人にメールして、再びこの映画を観にいく約束をしてしまいました!★★★★★(森田真帆)

8月31日(金)から全国公開

監督:大根仁

出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美

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