片町中心部の交差点に増設された防犯カメラ=8月27日夜、福井県福井市順化1丁目

 繁華街での犯罪を抑止しようと福井県福井市順化1、2丁目の通称「片町」のメイン通りで8月27日、防犯カメラ10台が稼働した。8年前に設置した9台のうち大半が故障していたため、福井しあわせ元気国体・大会を前に新調した。設置した片町商店街振興組合は「国体・大会では多くの人が来県する。安心して片町に立ち寄ってもらえたら」と話している。

 防犯カメラの映像は事件事故の捜査に役立っている。同組合の横山正理事長(58)によると▽悪質な客引き▽当て逃げ、ひき逃げ事故▽飲酒運転による接触事故―などの捜査で警察からの閲覧要請が年間50~60件あり、容疑者逮捕に至った報告もある。

 9台中8台が故障していたが、片町の安全安心には必要と判断。総入れ替えした上で、中心部の交差点に1台増設した。南北約400メートルの通りを24時間録画できる。

 横山理事長は「事件事故が起き、警察から依頼があったときしか映像を確認しない。厳正に管理している」と説明。「より安心して飲食や買い物ができる環境になれば。防犯カメラを使う機会のない街になるのが一番いい」と犯罪抑止に期待している。

 設置費用は約130万円。組合が3分の1を負担、残り3分の1ずつを県と福井市が補助した。県警の助言を受けて運営管理規約を設けており、刑事事件で捜査機関や裁判所から求められた場合のみデータをダウンロードする。

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