表彰状を手に笑顔をみせる福井県の美浜町職員ら=8月25日、東京都千代田区のアキバ・スクエア

 映画やテレビドラマのロケ地になった自治体が、地域の魅力やご当地グルメを競う「第4回全国ふるさと甲子園」は8月25日、東京・秋葉原で開かれ、映画「サクラサク」(2014年公開)の舞台となった福井県美浜町が、部門賞の「ロケしたいまち」1位に選ばれた。県民ら約1900人の協力体制をはじめ、4年がかりで映画を作った姿勢が評価された。県内の受賞は初めて。

 全国ふるさと甲子園は、NPOふるさと活性隊などが企画し、実行委員会が主催。今年は全国55地域が集結した。ロケ地のPRと自慢の地域グルメで、来場者の投票による「行きたいまちナンバーワン」、グルメ部門などを競い合った。

 美浜町は初めて参加し、映画関係者約90人による審査で「ロケしたいまちナンバーワン」に輝いた。表彰式後、町担当者は「映画公開4年後にまたご褒美をいただけた。地域の皆さんのおかげ。町には日本の原風景が残る三方五湖などたくさんの撮影ポイントがあり、ぜひ映像化してほしい」と喜びをみせた。

 「サクラサク」は歌手さだまさしさん原作。崩壊しかけた家族が東京から福井へと旅する中で、互いを思う心を取り戻していく。緒形直人さん、南果歩さんらが出演した。旅の終着地となる美浜町の瑞林寺をはじめ県内各地でロケを行い、多くの県民が支えた。

 全国ふるさと甲子園には県内から福井市と小浜市も参加。福井市は11月に全国公開される映画「えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました。」をアピール。連続テレビ小説「ちりとてちん」ロケ地の小浜市は、ご当地グルメで「若狭おばま鯖おでん」などを売り込んだ。

 約3千人の来場者があり、「行きたいまちナンバーワン」には愛知県岡崎市が選ばれた。

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