スケートボード禁止を呼び掛ける看板。景観を損ねるとの声が上がっている=8月24日、福井県福井市のハピテラス

 福井県福井市の屋根付き広場ハピテラスで、昨年5月ごろ始まった一部の若者らによる迷惑行為が、施設管理者などが再三にわたり警告、注意しているにもかかわらず収まる気配がない。備品を壊したりスケートボードを乗り回したりし、増える一方の迷惑行為防止の看板で景観も悪化。8月21日夜にもテーブルが壊されており、被害届を受けた福井署が器物損壊の疑いで捜査している。

 指定管理者の「福井市にぎわい交流施設」によると、昨年5月にいすの脚が折られ、10月には花壇が掘り起こされた。今年7月には禁煙を呼び掛ける看板が投げられくの字に曲がった。8月21日午後10時半ごろには、何者かがテーブルの天板に乗ったことで脚が折れた。いずれも防犯カメラに映っており、被害届を出している。

 ハピテラスは全面禁煙にもかかわらず、喫煙する若者らが後を絶たない。中には広場の端にしまってあったテーブルをわざわざ取り出して、そこでたばこを吸う人もいるほか、集団で喫煙している場合も。人通りが多い日中にスケートボードで遊ぶ若者もいる。

 ハピテラスがオープンした2016年4月末には迷惑行為を注意する看板はなかったが、現在は禁煙看板3基、スケートボード禁止の看板2基がある。施設関係者らは「看板なんて本当は立てたくない。景観が悪くなるばかりだ」とため息を漏らす。

 市にぎわい交流施設の木村郁夫館長は「マナー良く使っている利用者に迷惑が掛かり、県都の玄関口の雰囲気が悪くなる。どうか節度を持って利用してほしい」と厳しい表情で話した。

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