福井県警本部=福井市大手3丁目

 証券購入のトラブルを回避する名目で福井県福井市の80代女性から現金計約4300万円をだまし取ったとして、福井県警捜査2課、福井署と警視庁、神奈川、岩手、石川県警の合同捜査本部は8月23日、詐欺の疑いで特殊詐欺グループの男4人を逮捕したと発表した。4人は「かけ子」役などだったとみられる。

 逮捕されたのは▽東京都板橋区、無職男A(36)▽同、無職男B(39)▽東京都練馬区、無職男C(58)▽住所、職業いずれも不詳男D(37)―の4容疑者。捜査本部は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、男A、男B、男Dの3容疑者は氏名不詳者らと共謀し、今年1月下旬ごろから2月中旬ごろまでの間、証券会社の社員などを装い、福井市の80代女性に複数回電話し、証券購入に関する名義貸しを持ち掛けた上で「名義貸しは違法。裁判を回避するために現金が必要」「必ず返金される」などとうそを言い、現金1300万円をだまし取った疑い。男A、男B、男Cの3容疑者は氏名不詳者らと共謀し、今年2月中旬ごろから3月下旬ごろまでの間、弁護士などを装い女性に複数回電話し「差し押さえられる前に現金をいったん預かる」などとうそを言い、現金約3千万円をだまし取った疑い。

 捜査本部によると、詐欺グループは東京都北区のビルから電話をかけていた。女性は現金を宅配便で都内3カ所のマンションに十数回送付した。4月に福井署に相談し被害が分かりA、男B、男Cの3容疑者は8月13日、男D容疑者は同23日に逮捕された。

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