自分の卒業証書の紙をすく児童=8月22日、福井県越前市新在家町のパピルス館

 福井県越前市立南中山小の6年生27人が8月22日、来春に向け自らの卒業証書の紙すきを同市新在家町のパピルス館で行った。

 伝統工芸士らから説明を聞いた児童は、学校名と校章が入ったすき桁で挑戦。真剣な表情で、原料のコウゾとミツマタを溶いた液体をすくい、前後左右に細かく揺する動作を繰り返し水を切った。

 手を添えた職人に「上手、上手」などと褒められると、照れくさそうに顔がほころんだ。女子児童の一人は「今までの紙すきより緊張した。自分ですいた卒業証書をもらえるのが楽しみ」と心待ちにしている様子だった。

 地元の伝統産業に親しもうと、市内の全17小学校が毎年行っている。卒業証書の紙すきは、30日で6年生全員が終える。

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