地方公務員アワードを受賞し、福井県庁前で喜ぶ岩田早希代さん=8月21日、福井県福井市大手3丁目

 福井県広報課でインターネットを使った情報発信に取り組む岩田早希代さん(35)=同県坂井市=が、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2018」を受賞した。高い志と体当たり取材が好評で、これまでに発信した情報の閲覧数は200万を超えた。岩田さんは「福井のすてきな人や取り組み、場所をもっと全国に知ってもらえるよう頑張りたい」と喜んでいる。

 アワードは、地方自治体に焦点を当てるネットメディア「Heroes of Local Government」(神奈川県横浜市)が主催し、今年で2回目。今回は全国から58人のエントリーがあり、受賞者は岩田さんを含め12人だった。応募に必要な推薦文は県内外から最多の7件を受けた。県内の地方公務員の受賞は初めて。

 岩田さんは2016年7月から3年間の任期で、映像制作の専任職員として採用された。「おいでよ!ふくい」というユーチューブのチャンネルを開設。民間の映像制作会社で培ったノウハウを生かし、動画をこれまでに34件投稿した。このほか、フェイスブックに写真付き記事を400本、インスタグラムには1千枚以上の写真を上げている。

 民間と違い、限られた人材と機材に戸惑うこともあるが、取材相手や通りすがりの人まで巻き込んで撮影に汗を流している。水着姿で水島(敦賀市)のシュノーケリングを楽しんだり、ずぶぬれになりながら芦原温泉(あわら市)の湯かけまつりを実況したりと、撮影は体当たりそのもの。取材から編集までほぼ1人でこなし、推薦文には「まさにエネルギーの塊」などの賛辞が並んでいる。

 岩田さんは「取り組みや技術が素晴らしい福井の人を、親しみやすいタッチで紹介するのが私の使命。県内外問わず、福井のファンを一人でも増やしたい」と話す。任期は1年を切ったが、「取り上げたいものはまだまだいっぱい」と、県内各地を駆け回っている。「おいでよ!ふくい」は、県広報課のホームページからアクセスできる。

関連記事