パソコン上でプログラミングした通りにハートの絵柄をマイコンボードに表示させる教員=8月21日、福井県福井市の清水東小学校

 2020年度に全国の小学校で必修となるプログラミング教育を、今年10月から先行して取り入れる福井県福井市教育委員会に、学校や教員の研究会から研修会開催の申請が相次いでいる。児童に教える立場の教員にとっても同教育の指導は初めてで手探り状態。少しでも理解を深めノウハウをつかもうと、自発的に学ぼうとする動きが広がっている。

 先行導入は県内では初めての取り組み。市教委は10月から、5年生を対象に年度内に計5時間、総合的な学習の授業でプログラミング教育を取り入れる。6月に試行授業を開き、8月から5年生の担任を中心とした研修会を開いている。

 一方でコンピューターなどの教材を扱う小学校教育研究会福井・高志ブロック視聴覚部会から研修会の申請があり、7月に実施した。5年生の担任だけでなく、教員全員が体験しておくことが必要だとして清水東小からも申し込みがあり、21日に研修会を開いた。教員全12人と、殿下小から1人が参加した。

 教材として授業で使うマイクロコンピューターや回路を基板に載せたマイコンボードをパソコンにつなぎ、プログラミングを体験。ボードのLEDを点灯させてハートを形作ったり、文字を点滅させたり、動きを一つ一つ組み込んだ。1時間目から5時間目までの授業の流れも学んだ。

 清水東小5年生の担任、西本健悟さん(37)は「実際に触れる前は難しいイメージだったが、体験してみると子どもの頃に遊んだゲームのようで、児童は楽しく学べそうだ」。殿下小の細川浩一さん(53)は「一つ一つの動作がつながり流れができることを気付かせないといけない。体験後の振り返りが大切になるのでは」と早速授業へのヒントをつかんでいた。

 市教委は清明小からも研修会の申請を受けている。

関連記事