見ごろを迎えているオミナエシの黄色い花=8月20日、福井県大野市南六呂師

 秋の七草の一つ、オミナエシが福井県大野市南六呂師の畑で花を咲かせている。すらりと伸びた茎に無数の黄色い小花をまとい、秋の訪れを告げている。

 スイカズラ科の多年草で県域絶滅危惧1類に指定されている。花を守ろうと六呂師高原で育てているのは農家民宿を営む矢尾政士さん(68)、里子さん(65)夫婦。ことしは日照り続きと格闘しながら道路沿いの一角で約25株を育て、7月下旬に花を咲かせ始めた。

 8月20日は、一時和らいだ暑さも逆戻り。福井地方気象台によると、今月末までは平年より高い気温が続く見込みだ。それでも涼しげに風に揺られる姿に、矢尾さん夫婦は「咲くとほっとするね。ことしも秋が来たみたい」とほほ笑んだ。

 
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