堀割広場が整備され、歴史を感じさせる空間に仕上がった福井市中央公園=福井県福井市大手3丁目

 福井しあわせ元気国体・大会(全国障害者スポーツ大会)に合わせた福井市中央公園の再整備事業が完了し、8月18日オープンする。2年前に完成した公園北側エリアに続き、南側の工事が終了。県都デザイン戦略が掲げる「福井城址公園」構想の先行整備事業に位置付けられ、福井城二の丸堀を再現した石垣に囲まれた堀割広場など、歴史薫る空間として生まれ変わった。

 県都デザイン戦略は福井県と福井市が2013年3月に策定。50年までに県庁と福井市役所を移転・再配置し、城址と公園などを一体化した福井城址公園を整備する長期目標を掲げた。18年の両大会までの短期目標として、公園を再整備し、城址の山里口御門を復元整備するとしていた。

 中央公園は面積約2万1千平方メートル。2014年7月に着工し、まず北側エリア(約1万1千平方メートル)が2016年7月に完成。水を張って堀を再現した「西三の丸堀水景」、福井藩主の住居にちなんだ休憩施設「ビジターセンター御座所」などを整備した。

 南側エリアは同9月に着工。西二の丸堀跡に、当時と同じ高さ、勾配、工法、材料で石垣を再現。幅20・5メートル、奥行き30・2メートルの半地下空間「堀割広場」を設けた。この場所を掘削したときに見つかった笏谷石を一部に使った石垣の高さは東側5・4メートル、西側2・7メートル。福井城の石垣と同じく石を水平方向にそろえて積む「布積み」を採用し、一体感を演出している。

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