激しく降る雨で視界が悪くなった道路=8月16日午後4時45分ごろ、福井県福井市大和田2丁目

 福井県内は8月16日、北日本に停滞した寒冷前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり、各地で激しい雨が降った。越前市では午後5時半ごろまでの1時間降水量が52ミリに達し、観測史上最多を記録した。JR北陸線は特急サンダーバードとしらさぎの計54本が運休。約2万7千人に影響が出た。JR福井駅では、お盆を古里で過ごしてUターンする多くの帰省客が足止めされた。

 JR北陸線は、午前11時40分ごろから特急が運休。福井駅の改札付近では、キャリーケースを手にした家族連れらが立ち往生し、不安げな表情を浮かべていた。家族4人で福井市に帰省していた東京都の会社員男性(49)は「電車が動かないから、いったん実家で待機する。あしたから仕事だから何とか帰らないと」と困惑していた。

 福井地方気象台によると、福井市越廼で午後5時ごろまでの1時間に41・5ミリ、坂井市三国町で同1時20分ごろまでの1時間に39ミリの激しい雨を観測した。福井市やあわら市、鯖江市、大野市などで大雨警報、坂井市や勝山市で洪水警報が出された。

 県福井土木事務所によると、福井市三本木町の県道でJR線をくぐるアンダーパスが冠水し、一時通行止めとなった。

 17日の県内は高気圧に覆われ、天候は次第に回復する見込み。

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