2017年の試験販売で、東京のデパートに並んだ福井県の新ブランド米「いちほまれ」

 今年から本格生産している福井県の新ブランド米「いちほまれ」について、JA県経済連は10日、今秋の発売予定日を県内が9月23日、県外が同29日と明らかにした。県経済連は「昨年の試験販売は県内で好評で、すぐに完売した。今年は県内で先行販売し、まずは県民に味わってもらいたい」としている。

 福井市の県農業会館であったJA県5連の定例会見で発表した。県内での先行発売後、ある程度の出荷量をそろえた上で、京阪神や中京、首都圏など県外で一斉発売する。

 昨年は約600トンを生産し、県内と首都圏で試験販売。県内分約250トンは2カ月足らずでほぼ売り切れた。今年は県内380の生産者が約3千トンを生産予定。県経済連は今後、各卸業者とのやりとりで各地への供給量を決めていく方針で、県内へ千トン、県外へ2千トンの出荷を想定している。

 県5連の田波俊明会長は、首都圏での試験販売を踏まえ「大消費地ではあるが、東北や北海道、新潟など米どころのコメが集まってくる。これまで福井米はあまり流通しておらず、それらに勝つのは簡単ではない」とし、今年については「地元の人が食べられないのではいけない。まずは県内への供給を優先する。その後、福井米の需要がある京阪神でしっかり売り込み、首都圏へ広げていきたい」と展望した。

 県経済連は、今後の天候次第で発売が遅れることもあるとしている。県福井米戦略課によると、県内では高温少雨が続いているが生育は順調という。9月中旬に収穫する予定。

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