中学3年生を対象に英検合格に向けた対策を教えた講座=8月11日、福井県福井市の福井大文京キャンパス

 中学3年生を対象とした福井県教育委員会主催の英検講座が8月11日、福井県内7会場で始まった。県立高一般入試の英検加点制度の見直しで、最大15点だった加点幅が今年の中3生は5点に縮小され、加点対象級は高校によって準2級以上か3級以上かに分かれる。生徒たちは「5点は大きい」と真剣な表情で受講していた。

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 県教委は英検2級、準2級、3級の過去問題や英単語をまとめた問題集を夏休み前に全中3生に配り、講座は希望者を対象に級ごとに午前と午後に開催。12、19、26日にも開き中3生約7200人のうち約1700人が受講する。

 福井市の福井大文京キャンパスでは午前中、約100人が受講した。準2級の講座では、福井高専の英語教員が講師となり「高校1年の内容が出てくる文法問題より長文問題に時間を使って」「問題集の英文は、将来必ず使うぞという気持ちで繰り返し音読を」などと助言した。

 2級を受講した男子生徒は、英検加点制度が始まった2018年度入試では2級に15点が加点されたことから、昨年のうちに準2級を取得し今秋の2級合格に向けて勉強してきた。制度見直しで2級を取得しても加点は5点で「少なくとも2年は続けてほしかった」とこぼしつつ「将来に向けて2級を取りたい」と意欲を奮い立たせた。

 準2級を目指す男子生徒は「冬に3級を取ったが、志望校は準2級以上じゃないと5点をもらえないことになり、やばいと思った」と対策を始めたという。講座は「問題を解く時間配分が参考になった」と満足そうだった。

 3級を受講した女子生徒は英語が苦手で英検を受けたことがなく「焦っている」。3級以上に加点する高校を志望し「3級は面接があるから自分の中ではハードルが高い。5点は大きいので、ALT(外国語指導助手)の先生と練習して話す力をつけたい」と話していた。

 次の英検は10月に行われる。

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