プロ野球広島の兄、西川龍馬を目標に挑んだ敦賀気比の西川剣之介=8月10日、甲子園

 第100回全国高校野球選手権大会1回戦(8月10日)で、木更津総合(東千葉)に1―10で敗れた敦賀気比(福井)の左翼手、西川剣之介の兄は同校OBでプロ野球広島の西川龍馬だ。剣之介はこの日、「兄は甲子園の舞台で打てなかった。最初の打席で必ず打つ」と兄を超えるつもりで臨んだ。

 三回に第1打席が回ってきた。初球のボール球を見逃すと、2球目に高めの直球。「甘い球だったが、見逃してしまった。そこから打ち急ぎ始めた」と投ゴロに倒れた。2打席目は初球に手を出し左飛。3打席目も中飛に終わった。

 兄は「打撃センスが高く、芯にしっかり当てる」。練習用の木製バットなど道具を送ってもらい、手助けを受けることもあった。「目標です」と剣之介は話す。

 普段はほとんど連絡を取らないが、試合前日の夜は、冗談ぽく「あまり期待してないけど、頑張れ」と会員制交流サイト(SNS)でメッセージが届いた。良い結果を報告したかったが「甲子園での1勝は甘くなかった、と返すつもりです」と下を向いて声を震わせた。

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 第100回全国高校野球選手権大会第6日は8月10日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦3試合が行われ、3年ぶり8度目出場の敦賀気比(福井)は木更津総合(東千葉)に1―10で敗れ、3年ぶりの初戦突破はならなかった。

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