2015年に死亡した大阪府の元受刑者の男性=当時(62)=が拘置所や刑務所で適切な医療を受けられず放置され、がんが悪化したとして、遺族3人が国に慰謝料など計約7300万円の損害賠償を求めた訴訟は、大阪地裁(山地修裁判長)で10日までに和解した。国が遺族側に見舞金計500万円を支払う。7月27日付。

 訴状などによると、男性は08年、自動車運転過失傷害罪などで起訴された。拘置所で勾留中、耳にしこりを感じ、09年に検査を受けたが異常なしと診断された。

 実刑確定で刑務所に移った後、医療機関で耳の下の悪性腫瘍などが判明。出所後、提訴したが15年に死亡した。

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