福井地震の被害と復興を対比させた写真などが収められたアルバムと、パネル化したパノラマの収録写真=8月9日、福井県福井市の県立歴史博物館

 裁判所の写真や福井駅の工事状況の写真などから、地震発生3年後の51年に作成したとみられる。黒の台紙に写真を貼り付けてあり、布張りの表紙は打ち出の小づちなどをあしらった「宝尽くし文様」の豪華な作りになっている。

 同博物館によると、保存状態が良好な上、▽写真に地名、施設名があり調査研究の手がかりにしやすい▽作成者が明らか▽被災と復興をセットにした同時代のアルバムはほかに見つかっていない―などの点で貴重という。

 調査に当たった瓜生由起学芸員は「記録として後世に残すという作成者の思いが感じられる。県内に残されている資料の新たな発見につながってほしい」と話している。

 同博物館で開かれている特別展「福井震災70年 記録と記憶を未来へつなぐ」(福井新聞社後援)で11日から公開する。
 

関連記事