国道305号仮復旧検討イメージ

 福井県福井市居倉町で発生した土砂崩れにより国道305号が通行止めとなっている問題で県などが、現場の海側に仮設の橋を架ける仮復旧を検討していることが8月8日分かった。崩落現場の復旧にはかなり時間がかかるとみられており、冬の高波に備えて一つでも多くの通行ルートを確保したい考え。

 ⇒【写真】巨石や大量の土砂が道ふさぐ

 複数の関係者によると、崩れた土砂が国道をふさいでいる約80メートルの区間について、海側に仮設道路を建設する方法が最も早く通行ルートを確保できる見込みという。復旧は県が行うことになるが、国の支援が手厚い災害復旧事業として実施できるよう国土交通省などと協議しており、地元の意見を踏まえた上で最終決定する。仮設橋を架けても問題ない地盤かどうかの調査が進められている。

 関係者によると土砂崩れの規模が大きく巨石も多いため、本復旧には時間を要する上に復旧方法もまだ決まっていない。また沿岸部住民にとって必要不可欠な道路であり、冬場は高波の影響で一部区間が通行止めになることもある。通行止めの場所によっては孤立状態となる集落も出かねないことから、早期に仮復旧する必要があるという。

 

 ただ県道路保全課は「あらゆる復旧方法を検討中で、決定事項ではない」としている。

 土砂崩れは7月上旬の西日本豪雨で発生。県福井土木事務所によると、305号から高さ約60メートルの地点から斜面が崩れ、崩落したのり面の国道までの長さは約100メートル。現在は居倉町―赤坂町間の約1キロが通行止めとなっている。

関連記事
あわせて読みたい