8月11日から販売を始める「九頭竜サクラマスの押し寿司」

 「九頭竜サクラマス」のブランド化へ福井県永平寺町観光物産協会などは同町で養殖したサクラマスを使った「九頭竜サクラマスの押し寿司(ずし)」を開発、8月11日から福井県内で販売を開始する。釣れにくく“幻の魚”と言われるサクラマスを手軽な形で食べてもらい消費拡大を図る。

 九頭竜川中部漁協、北前船のカワモト(福井県敦賀市)と共同で開発した。

 同漁協では3年前からサクラマスの養殖を開始。昨春には同町飯島に中間育成施設を建設し、安定的な食用サクラマスの出荷体制を整えた。

 育て方やエサを工夫し、養殖魚特有の臭みがなく天然魚に近い品質に仕上げた。今年は約千匹を養殖している。

 天然魚は幻の魚といわれ、流通量が少ない中、養殖技術が確立されたことでブランド化を図り販路拡大にかじを切る。

 押しずしはサクラマスに大葉、隠し味に坂井市三国町と福井市にまたがる三里浜の特産ラッキョウを使用した酢飯でバランス良く仕上げた。脂がのりながらさっぱりとしたサクラマスの風味を生かしている。

 製造日から3日間日持ちし、同協会では「お盆の手土産など、土産物として手にしていただけたら」と期待している。

 1箱7切れ入りで1400円(税別)。初年度は約3千箱限定で販売。11日から同協会が運営を委託されている「えい坊館」(同町松岡神明3丁目)、福井市の西武福井店で開かれているえちてつ沿線フェアなど県内4カ所で販売する。

 同協会の釜田恭次事務局次長は「福井でしか手に入らない地元の味を手軽に食べてもらえれば」と話している。

 問い合わせは同協会=電話0776(61)1188。

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