なぎなた演技 繊細さが光った仕掛けの瀧口麻衣(右)と力強い打突を見せた応じの織田千尋=三重県の津市久居体育館

 【全国高校総体(インターハイ)なぎなた演技】

 なぎなた演技の瀧口麻衣・織田千尋組(羽水)が最後の夏、ついに壁を越えた。小中学時代に全国優勝の経験を持つ2人だが、1、2年時のインターハイはともに5位、昨年の愛媛国体は3位とあと一歩届かなかった。ようやくつかんだ高校初の栄冠に「すごくうれしい」。満面の笑みを見せた。

 予選から決勝トーナメント2回戦までの4試合を全て5-0と順当に勝ち進み、迎えた準々決勝。相手は昨年敗れた沖縄。「震えが止まらなかった」(織田)。

 ただ2人は昨年とは違う。愛媛国体前に先手の「仕掛け」と切り返しの「応じ」を入れ替え、仕掛けが瀧口、応じが織田のスタイルに変更。瀧口の繊細さと織田の力強さが見事にはまったことに加え「何回も繰り返し練習してきた」(瀧口)自負があった。態勢を崩すミスもあったが、落ちついた演技を披露し4-1で見事に壁を打破すると、その後はまさしく圧巻。準決勝、決勝と5-0で勝利を収め、力を見せつけた。

 瀧口は「最初に(織田と)演技を組んだのが2008年の夏。あれから10年、2人でここまでこれて本当に良かった」と感慨に浸った。

 それでも「まだ課題はたくさん。残り2カ月、必死に頑張って福井国体でも優勝したい」と声をそろえる。さらに演技の質を高め、再び頂に挑む。

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