竹田Tキャンプ事務局の内山瞳さん

 人口300人余りの福井県坂井市竹田地区に県内外の学生が滞在し、さまざまなイベントを仕掛ける「竹田Tキャンプ」。内山瞳さん(25)はこの山里活性化プロジェクトに1期生として参加。現在は地域おこし協力隊として地区に住みながら、学生と地元住民の橋渡しをする。

 同県福井市出身。ものづくりに興味があり福井高専に進んだ。まちづくりの授業を受けたことをきっかけに地域活性化に興味を持った。同校を3年間で終え、京都精華大へ。1~3年生の時は、学生が住民と交流しながら創作活動を繰り広げる福井県鯖江市の「河和田アートキャンプ」に参加した。4年生だった2016年、新たに始まった竹田Tキャンプに誘われ、参加した。

 互助精神、団結力、おもてなしの心…。竹田に滞在する中で、住民の人情に魅了された。「もっと竹田にいたい」。大学卒業と同時に地域おこし協力隊に就任。2017年4月から竹田に移住し、Tキャンプ事務局や地域行事の手伝いなどに奔走している。

 「自然やキャンプ場、しだれ桜など、竹田は宝が豊富」と力を込める。すっかり竹田の一員になった。協力隊の目標として「多くの人に住んでもらえるような、幸せと笑顔あふれる山里にすること」と語る。自らの夢は竹田で幸せな家庭を築くこと。「家族に囲まれながら、竹田の宝を生かした事業を始められたら」と笑顔を見せた。

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 「竹田Tキャンプ」3年目の本年度は、竹田地区の日常の祝い事の盛り上げや納屋に眠る“お宝”の発掘など、七つのプロジェクトを展開する。事務局は福井新聞社などによる福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で活動資金を募集している。「集まった資金で竹田を盛り上げたい」と意気込んでいる。

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