スーパーの野菜売り場=8月3日午後、東京都練馬区

 猛暑や天候不順で出荷量が減少したことが響き、ハクサイやキャベツが平年比で2倍以上となるなど、葉物野菜を中心に多くで卸売価格が高止まっている。少なくとも8月いっぱいは主要な野菜14品目のうちダイコンやホウレンソウなど9品目が高値で推移する見通しで、家計にとって厳しい夏となりそうだ。福井県内でも、葉物や果菜類などの卸売価格は平年より高い水準になっている。

 ⇒主な野菜の卸売価格の推移

 農林水産省が8月3日、主要な野菜14品目の1日時点の卸売価格と8月の価格見通しを発表した。

 ハクサイやキャベツ、レタスは猛暑で最低気温が下がらず、少雨も重なって生育が悪い。ダイコンは6月以降の長雨が響いた。今後も例年以上に暑い日が続けば、高値傾向が長引く可能性があり、斎藤健農相は3日の閣議後会見で「猛暑が続いており、価格動向は注視したい」と警戒感を示した。

 全国から野菜が集まり、農水省が価格変動を調査している東京都中央卸売市場では1日、ハクサイが平年比で2・1倍、キャベツが2倍超となるなど、14品目のうち10品目の卸売価格が平年より20%以上高い水準だった。卸売価格は1週間ほどで小売価格に反映されるため、将来的には家計に打撃となる。ただ、急な価格上昇は売れ行きが落ち込むため、小売店が価格転嫁を抑える場合もある。

 8月の見通しでは、ダイコン、ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、レタス、キュウリ、ナス、トマト、ピーマンが高値水準で推移し、ニンジン、ネギ、サトイモは平年並み。バレイショとタマネギは安値となりそうだ。

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