女児が溺れた福井県福井市東郷小のプール=8月1日、同市栃泉町

 プールの監視について、市内のスイミングスクールのインストラクターは「屋外の場合は監視員も体力を奪われ集中力が下がる。1時間ごとに交代するなどして注意力を維持しなければならない」と説明。特に低学年は「保護者同伴を義務づけたり、泳ぎが苦手な子に浮具を装着させたりするなどの対策が必要」と話した。子どもたちや保護者に対しては「プールに入る前に準備体操をする。遊んでいる最中に気分が悪くなった場合は監視員に申し出るよう徹底してほしい」とした。

 市教委によると、東郷小の事故は1日午後2時20分ごろに発生。発見当初、女児に意識はなく呼吸も停止していたが、監視員による人工呼吸や心臓マッサージで意識を取り戻した。現在も入院中だが、快方に向かっているという。

 事故を受け、市教委は各校のPTAに対し、注意して監視に当たるよう改めて呼び掛けた。東郷小PTAは2、3日のプール開放を中止した。

 福井市の小学校プール開放事業は、警備会社などに委託して毎年実施していたが、大雪に起因する財政難で今年はいったん中止が決定。しかし、実施を求める声が相次ぎ、PTAなどで監視員を担える学校に限り行うことにした。全50校中40校が7月23日から8月10日までの間、希望する平日午後に実施している。

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