江戸末期、全国的に流行した天然痘予防の種痘を広めた福井の医学者・笠原白翁。京都で痘苗の入手に成功したが、季節は冬。当時、痘苗を保存するには人から人へ植え継ぐしか方法がなく、接種した子供たちを連れて雪深い栃ノ木峠を越える過酷な旅の末、福井にもたらした。決死の覚悟で運ばれた痘苗による種痘は、県内各地をはじめ北陸全体に普及していった。

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