二○○七年度県公立学校教員採用内定者を対象とした初の研修が十七日、福井市の県教育研究所で始まった。内定者百三人のうち希望者百一人が参加。企業経営者やキャリアコンサルタントから、社会が求める教員の姿やマナーなどを学んだ。

 教員の資質向上に向け、研修制度の見直しを進めてきた県教育研究所等運営協議会が昨年十二月にまとめた提言に基づき県教委が初めて採用前研修を開いた。西藤正治県教育長はあいさつで「教壇に立てばベテランも新米も同じ教師。教師の姿勢が子どもに影響を与える。教員の不祥事が多い中、情熱と自覚を持って励んでほしい」と激励した。

 経営者の立場から講演した稲山織物(大野市)の稲山幹夫社長(56)は、京セラ創始者、稲盛和夫さんの言葉を引用し、自らを厳しく律するよう説いた。また「教師は人の成長過程にかかわり、人生の目標を与えたり支えとなるなど一般の人には経験できないすばらしい職業」とエールを送った。

 キャリアコンサルタントの上村泰子さんは、社会人としてのマナーを伝授。互いを五秒間見つめたり、名前を呼ばれ笑顔で返事をするなどのロールプレーを取り入れ「相手の思いを受け止めてかかわる”人間力”を磨いて」と話した。

 研修は希望者を対象に三月三日も開かれ、○六年度採用の先輩教諭が体験談を語る。五—八日は今春大学を卒業する内定者を対象に、県内小、中、養護学校で授業参観なども行う。

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