海水浴客にスイカを配るライフセーバー=7月31日、福井県高浜町和田の若狭和田海水浴場

 海での熱中症を防ごうと、福井県高浜町和田の若狭和田海水浴場に7月31日、食べるスポーツドリンクとも呼ばれるスイカを無償配布する「給スイカステーション」が設置された。強い日差しが照りつける中、大勢の海水浴客が甘いスイカで水分や栄養を補給した。

 スイカは水分が90%以上あるほか、糖分やミネラルも含まれており脱水予防に優れている。また微量の食塩を加えるとスポーツドリンクと同様の効果が期待できるという。

 給スイカステーションは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環。直射日光にさらされる海辺での熱中症対策として、同プロジェクト福井県実行委員会が高浜町や日本ライフセービング協会の協力を得て設置した。同ステーションは全国36都道府県で設置されるという。

 この日は千人分を用意した。スイカを配布する旨のアナウンスが流れると、甘い果実を求め救護所前には大勢の海水浴客がずらり。実行委のメンバーや若狭和田ライフセービングクラブのライフセーバーが「熱中症に気をつけて」などと呼びかけながら一人一人に配布していた。

 奈良県から家族と一緒に海水浴に訪れた男児(11)は「甘くておいしい。元気が出た」と口いっぱいにほおばっていた。

 ライフセーバーの松本悠さん(28)は「連日猛暑が続くので、しっかりと水分補給してほしい。特にミネラルなどが含まれる麦茶やスポーツドリンクを飲んでもらいたい」と話していた。
 

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