ハワイの国立天文台すばる望遠鏡の近赤外線分光撮像装置で7月29日午後7時すぎに撮影した火星(藤原英明ほか/国立天文台提供)

 夜空に赤く輝く火星が31日夜、地球から5759万キロまで「大接近」した。火星は約2年2カ月ごとに接近しているが、6千万キロを切るのは2003年以来で、15年ぶりの近さ。日が暮れると南東から昇り、各地で待ち構える天文ファンたちを楽しませた。

 国立天文台によると、最も距離が縮まったのは日本では火星が空に昇る前の31日午後4時50分。直径が地球の半分程度と小さく、遠いと望遠鏡でも詳しくは見られないが、大接近中は観察チャンスが続く。火星は9月上旬までひときわ明るく大きく見えるという。

 次に火星が近づくのは20年10月6日で、今回より遠い6207万キロまで近づく。

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