15日午後4時ごろ、福井県勝山市中心部にある市立成器西小(昭和町1丁目)の敷地内にいるイノシシ3頭を教員が発見、市や県警勝山署に通報した。2頭は県猟友会勝山支部の会員がグラウンドなどで駆除したが、1頭は逃走した。けが人はなかった。

 市農林部によると、付近の住民からも「孫がイノシシに追い掛けられた」との通報があったという。

 猟友会4人や市職員らが駆け付けたところ3頭はバラバラに逃走。猟友会員が散弾銃計3発を発砲し、グラウンドで1頭、学校西側の敷地外で1頭を駆除した。いずれも成獣の雄で体長は約75センチだった。逃げた1頭の行方は分かっていない。

 当時は下校時間後だったが、空き教室を利用した放課後児童クラブに40人の児童がいた。猟友会員によると、イノシシは学校に迎えにきていた親子のほうに逃げ、悲鳴に驚き方向を変え逃げたという。猟友会員は「積雪が多くエサに困り市中心部まで来たのでは」と話している。

 現場は市役所から約400メートルの市街地。そばには市立図書館やショッピングセンターもある。

 勝山署などによると、鳥獣保護法で住宅周辺や学校敷地内などでの発砲は禁止しているが、獣が人に危害を加える恐れがある場合は緊急避難措置として発砲できるという。

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