2016年社長輩出率の上位県

 帝国データバンク福井支店が行った2016年12月末時点の県内社長分析によると、福井県の人口10万人当たり「社長輩出率」は1・43%で35年連続全国1位となった。県内に本社がある企業の社長の平均年齢は前回分析(16年1月)から0・2歳上がり、過去最高の59・4歳となった。

 全国146万社収録の同社企業概要ファイルから、株式会社と有限会社のデータを抽出。社長の年齢や社長の交代状況などを分析した。

 出身地が判明した社長のうち福井県出身者は、前回より263人少ない1万1217人。社長輩出率は、これを福井県の人口78万7千人(総務省統計局の15年10月1日現在の人口推計)で割ったもので、福井県の1・43%は2位山梨に0・16ポイントの差をつけてトップ。全国平均は0・74%で、福井県の輩出率が抜きんでている。

 帝国福井支店は「国内生産の約9割を担う眼鏡関連業者や、繊維関連企業など独立資本の企業数が多いことが背景に考えられる」と分析している。

 県内社長の平均年齢59・4歳は全国平均を0・1歳上回り、高い方から数えて全国25位タイだった。60代以上の社長が52・3%と過半数を占め、分析を始めた1990年と比べ5・9歳上昇した。

 社長交代率(16年に社長交代があった企業の比率)は、全国平均が4年連続上昇して3・97%。福井県は前年を0・37ポイント上回る3・80%だった。交代があった企業の新社長の全国平均年齢は51・1歳で、前社長の平均67・1歳から16歳若返った。

 帝国福井支店は「県内社長の年代別構成比をみると30歳未満が0・2%、30代は3・7%と低位で推移している。若者世代の起業や積極的な事業承継による組織活性化で、さらなる社長輩出率の上昇に期待したい」としている。

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